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アンチエイジング

「疲れやすい」体質は、年齢が原因ではない。40代からの疲れにくい体作りとは?

こんにちは。

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

 

「最近、何となく疲れやすくなった」と感じるのを、単純に「年齢のせいで体力が落ちた」と考えてはいないでしょうか。

 

 

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体脂肪が増えているのに筋力が落ちてくると、動くのがしんどくなって、疲れを感じやすくなります。

「筋力が衰えるのは年齢のせいだから仕方ない」と考えがちですが、実は老化だと思い込んでいるもののほとんどは、年齢による衰えではありません。

日常生活の中で体を動かさなくなっていること、つまり生活活動量の減少によって、運動不足に陥っていることが原因なのです。

実際にそれを証明するデータがあります。

厚生労働省による「健康日本21(第2次)」によると、1997年と2009年のデータの比較で、15歳以上の1日の歩数の平均値は、男女ともに約1000歩減少しているそうです。

これは単純に計算すると、1日約10分の身体活動に相当します。

生活活動量の低下は、確実に進んでいるのです。

こうした事実から考えると、この先10年でさらに生活が便利になり、活動量が減り、筋力がさらに低下することが考えられます。

そうなると、将来的に待っているのは、「ロコモティブシンドローム」ということになります。

 

以下のチェックリストの中で、どれか1つでも該当するのであれば、下半身の筋肉群を鍛え直して改善したほうがいいでしょう。

1. ここ5年以上、運動らしい運動をしていない

2. 生活のなかで階段よりもエスカレーターやエレベーターを優先して使っている

3. 40歳を過ぎてから転倒して脚や手を骨折したことがある

4. 脚のむくみが気になる

5. ジーンズをはいたときに脚が細くなったと感じる

6. ほぼ毎日、車で通勤している

7. 最近、脚がつりやすくなった

8. 階段を下りるときに膝に痛みや違和感がある

 

「何から始めればいいのかわからない!」という人もいることでしょう。

まずは、運動習慣を身につける第一歩として、ウォーキングやストレッチから始めてみて下さい。

運動習慣がついてきたら、筋肉を増やすためのジョギングや、もう少し速く走るランニングまでやってみましょう。

30代や40代だから「まだいいか」と安心していると、この先、さらに生活環境が便利になって、体を動かす機会がさらに減っていくかもしれません。

ぜひ「今すぐ」、運動を始めましょう!

 
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