冬は気分が暗く沈む「冬季うつ」の症状と、対策・予防方法は?
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
「冬季うつ」という言葉を聞いたことはありますか?
冬眠する動物がいるように、生き物の多くは季節の動き、日照時間の長短に合わせて生きています。
人間はこうした季節変動に影響されにくい生き物ですが、最近の調査の中で「季節に敏感な人」もいることが分かってきました。
この「季節に敏感な人」に見られる精神症状の一つが「冬季うつ」です。
ビジネスマンの場合、冬の間は日が昇る前に出勤し、日没後に帰宅する人も少なくありません。
外の景色が見える窓のないオフィスも多く、「季節に敏感な人」が、このような環境で過ごすことで、精神的な不調、「冬季うつ」になっている可能性があるのです。
冬季うつの代表的な症状は、以下のようなものです。
◆年末が近づくと落ち込むことが多い
◆睡眠時間が夏場よりも随分長くなった
◆朝、なかなか布団から出られない
◆午後、仕事中に眠くなることが増えた
◆仕事・家事が集中してできない
◆注意力散漫になって、うっかりミスなどが増えた
◆ご飯、麺類、パンなどの炭水化物や甘い物が食べたくなる
◆好きだった趣味などをしなくなった
◆人づきあいを面倒に感じるようになった
◆毎年、4月頃になると精神的に楽になる
対策・予防方法は、何より「生活改善」です。
まずは1日1時間程度、太陽の光を浴びるようにしましょう。
光は脳内の神経伝達物質の一つである「セロトニン」の合成量を増やします。
セロトニンは気分の波や食欲をコントロールする働きがあるため、冬季うつの症状改善とも深く関連しています。
このとき、漫然と日光浴をするのではなく、光の刺激が目を通じて脳に伝わるように、明るい光を目で見るようにしましょう。
また、セロトニンを合成する原料となる、必須アミノ酸のトリプトファンをしっかり摂るようにしましょう。
トリプトファンは、普通に食事を摂っていれば不足する心配はほとんどありませんが、冬季うつの人は炭水化物に偏った食事になりがちなので、豆類・肉類・チーズ・ナッツ類などを積極的に食べるようにしましょう。
これに加えて、ウォーキングやジョギングなどの運動、料理などの脳に刺激を与える活動、人と話をすることなども、冬季うつの対策・予防になります。
ぜひこれらを実行することで、「冬季うつ」を克服していきましょう!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
「冬季うつ」という言葉を聞いたことはありますか?
冬眠する動物がいるように、生き物の多くは季節の動き、日照時間の長短に合わせて生きています。
人間はこうした季節変動に影響されにくい生き物ですが、最近の調査の中で「季節に敏感な人」もいることが分かってきました。
この「季節に敏感な人」に見られる精神症状の一つが「冬季うつ」です。
ビジネスマンの場合、冬の間は日が昇る前に出勤し、日没後に帰宅する人も少なくありません。
外の景色が見える窓のないオフィスも多く、「季節に敏感な人」が、このような環境で過ごすことで、精神的な不調、「冬季うつ」になっている可能性があるのです。
冬季うつの代表的な症状は、以下のようなものです。
◆年末が近づくと落ち込むことが多い
◆睡眠時間が夏場よりも随分長くなった
◆朝、なかなか布団から出られない
◆午後、仕事中に眠くなることが増えた
◆仕事・家事が集中してできない
◆注意力散漫になって、うっかりミスなどが増えた
◆ご飯、麺類、パンなどの炭水化物や甘い物が食べたくなる
◆好きだった趣味などをしなくなった
◆人づきあいを面倒に感じるようになった
◆毎年、4月頃になると精神的に楽になる
対策・予防方法は、何より「生活改善」です。
まずは1日1時間程度、太陽の光を浴びるようにしましょう。
光は脳内の神経伝達物質の一つである「セロトニン」の合成量を増やします。
セロトニンは気分の波や食欲をコントロールする働きがあるため、冬季うつの症状改善とも深く関連しています。
このとき、漫然と日光浴をするのではなく、光の刺激が目を通じて脳に伝わるように、明るい光を目で見るようにしましょう。
また、セロトニンを合成する原料となる、必須アミノ酸のトリプトファンをしっかり摂るようにしましょう。
トリプトファンは、普通に食事を摂っていれば不足する心配はほとんどありませんが、冬季うつの人は炭水化物に偏った食事になりがちなので、豆類・肉類・チーズ・ナッツ類などを積極的に食べるようにしましょう。
これに加えて、ウォーキングやジョギングなどの運動、料理などの脳に刺激を与える活動、人と話をすることなども、冬季うつの対策・予防になります。
ぜひこれらを実行することで、「冬季うつ」を克服していきましょう!
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