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母乳からの栄養が子の肥満リスクを減らす!

こんにちは!

カナダAlberta大学のJessica D. Forbes氏らは、健康な乳児の出生から12カ月後までの栄養と食事内容を調べ、生後3-4カ月と12カ月時点の腸内細菌叢を分析して、1歳時点の過体重との関係を検討した結果、母乳栄養による腸内細菌叢の構成が肥満予防となっていると発表しました。

これは、2018年6月にJAMA Pediatrics誌電子版に掲載されたものです。

 

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調査対象となったのは、バースコホート「CHILD」に登録されていたカナダの4地域の家族のうち、2009年1月1日から2012年12月31日までに登録された女性から正期産で健康に出生した1087人(男児580人・女児507人)です。

分娩後3・6・12カ月の時点での母乳栄養、人工栄養、離乳食の導入状況を尋ねると共に、12カ月時の体重を測定し、男女別の成長曲線(身長当たりの体重)の標準スコアが85パーセンタイル(データを小さい順に並べたとき初めから数えて全体の %に位置する値)を超える場合を「過体重」としました。

12カ月時点で過体重と見なされたのは、1087人中249人(22.9%)でした。

3カ月時点の育て方で過体重児の割合を比較すると、母乳のみ(19.2%)、母乳と人工乳併用(27.6%)、ほぼ人工乳のみ(33.3%)という結果でした。

そして、入院中も含めて母乳のみだった集団を基準とすると、人工乳のみの場合は過体重が2.02倍、混合栄養児の場合は1.63倍でした。

一方、入院中に短期間人工栄養を与えられたが、その後は完全母乳だった乳児は、過体重が1.13倍でした。

母乳の授乳期間と過体重の関係については、12カ月以上だった集団を参照群とすると、6カ月未満の乳児はの過体重は1.64倍、6カ月以上12カ月未満では1.47倍でした。

これらの結果から著者らは、母乳栄養は腸内細菌叢に影響を与え、過体重に予防的に作用しており、人工乳は過体重に関係する細菌叢の変化を起こしており、その他の離乳食には影響を受けない、と結論付けました。

一方で、乳児期の早い段階で、過体重のリスクを増加させる一時的な臨界期があることも考えられるとし、さらなる研究が重要だとも話しています。

現在乳幼児を抱えておられる方、また、これからお子様が生まれる方にとっては、非常に興味深い論文ではないかと思います。

お子様の食事内容について、参考になれば幸いです。
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