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糖質の摂取には、「GI値よりもGL値を注目!」の理由

こんにちは!

食品の糖質の話をするときに、よく出てくるのが「GI値」です。

「GI値」は"Glycemic Index"の略で、「グリセミック指数」という言い方もします。

GI値は、カナダ・トロント大学のデヴィッド・.ジェンキンズ博士によって提唱されたものです。

1981年に.ジェンキンズ博士らの研究チームは、食品により食後の血糖値の上昇に違いがあることを発見しました。

そして、各食品の炭水化物量50g分を摂ったときの血糖値の上がり具合を、ブドウ糖を摂ったときを100の基準値として相対的な数値で表したものを、その食品のGI値としました。

ただ、GI値を引き合いに出す場合、もっと単純化して、「各食品にどれくらい糖質が含まれているか」の指標として使われていることもあるようです。

そして、ダイエットのために「できるだけGI値が低い食品を選んでいる!」という人もいるようですね。

まあ、「全然間違ってる」というわけではないのですけどね。。。

ただ、GI値はあくまでも、ある食品の「炭水化物量50g分摂ったとき」の血糖値の上がり具合です。

つまり、実際に食べる量を考慮したものではありません。

例えば、ニンジン100g中の炭水化物量は約9gです。

つまり、50gの炭水化物を摂るには、約560gを食べなければいけないのです。

560gとは、約4本です。

一度の食事でニンジンを4本も食べることなんて、まずないですよね。

GI値のこの欠点を補う形で、最近重視されつつあるのが「GL値(グリセミック負荷、Glycemic Load)」です。

算出方法は、以下の通りです。

GL値=各食材に含まれる炭水化物の量×GI値÷100

前述のニンジンの場合、

GL値=9g×39÷100=1.75≒2

となります。

つまり、一度の食事でニンジンを丸一本(約140g)食べたとしても、血糖値はそれほど上がらないのです。

 

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GL値は日本ではまだまだ知られていないようですが、血糖値を気にしている方は、ぜひ注目して下さい!

各食品のGL値は、ハーバード大学メディカルスクールのホームページに掲載されています。

英語に自信がある方は、ぜひ見てみて下さい!

https://www.health.harvard.edu/diseases-and-conditions/glycemic-index-and-glycemic-load-for-100-foods
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