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ダイエット

「ヘルシー食品」と「糖類の多い食品」は間食を誘う!

こんにちは!

米アリゾナ州立大学のNaomi Mandel氏らは、同じエネルギー量で糖類と脂肪の含有量が異なるシェイクを学生に飲んでもらい、その後、間食のポテトチップスを食べる量に差が出るかどうかを調べました。

さらに、ラベルに「健康に良い」と表示されたシェイクとそうでないシェイクも用意し、ポテトチップスの摂取量への影響を調べました。

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調査は、アリゾナ州立大学の学生を対象にして、以下の2種類の実験が行われました。

【試験1】

エネルギー量とたんぱく質量は同じで、高糖類・低脂肪のシェイクと、低糖類・高脂肪のシェイクのいずれかを飲んでもらい、その20分後に食べたポテトチップスの量を比較する

目的:糖類の摂取量がその後の食欲に与える影響を評価する

【試験2】

試験1のシェイクに、「健康に良い」ことを示すラベル(HELATHY LIVING)と「健康には良くないが、特別にリッチな感じを持たせる」ラベル(INDULGENCE)をつけ、同様の試験を行う

目的:摂取する食品が健康に良いかどうかに関する認識が、その後の食欲に与える影響を評価する

試験1では、70人の学生に、空腹状態でいずれかのシェイクを飲んだ20分後に、ショートフィルムを見ながら提供したポテトチップスを自由に食べる、という課題を出しました。

結果、高糖類シェイクを飲んだグループのほうが、ポテトチップスの摂取量が多いことが分かりました。

試験2では、184人の学生を対象に、心理的な要因も組み合わせて評価しました。

試験1と同じ2種類のシェイクに、上記2種類のラベルのいずれかを添付し、計4種類のシェイクを用意しました。

結果、食べたポテトチップスの量は、高糖類シェイクでは「HEALTHY>INDULGENCE」、逆に低糖質シェイクでは「HEALTHY<INDULGENCE」となりました。

2つの試験の結果より、糖類の含有量が多いほうが、また、健康に良いという思い込みがあるほうが、その後の間食の消費量が増えることがわかりました。

但し、シェイク自体が不健康だと認識すると、食欲がコントロールされる可能性も明らかになりました。

著者らは、朝食用のヨーグルト、シリアル、グラノーラなどは、ヘルシーを売り物にしつつ糖類が多いので、その後の間食を増やすのではないか、とコメントしています。

皆さん、気をつけて下さいね!
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