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「不摂生をしながら健康になれる生活習慣」とは?

こんにちは!大西智子です。

 

WHO(世界保健機関)によると、2014年の時点で世界の糖尿病患者数は4億2200万人を突破したそうです。

今の時代、糖尿病は普通に暮らしている庶民が罹ってしまう病気なのです。

 

 

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糖尿病の原因となる高血糖、そして高血圧や脂質異常は、放っておくとドミノ倒しのように様々な病気を発症します。

この現象は「メタボリックドミノ」と呼ばれ、病状が進むと網膜症を起こして失明したり、神経障害を起こして脚を切断するような深刻な合併症を引き起こします。

最近では、がんのリスクを高めることも分かってきました。

糖尿病を予防・改善するには、生活習慣を改善することが大切です。

そして、「不摂生をしながら健康になれる生活習慣」として注目されているのが「ロカボ」です。

ロカボとは、ゆるやかな糖質制限食です。

一般的な日本人は、1日で約300グラムの糖質をとっていますが、これをざっくり半分から3分の1にするというものです。

一方、カロリー制限は全くなく、たんぱく質や脂質はおなかいっぱい食べていい、というのも大きな特徴です。

糖質制限の効果を明確にしたのは2008年、今から10年前に行われたDIRECT(ダイレクト)試験です。

肥満に悩んでいる322人を3グループに分け、以下の3種類の食事法を2年間続けてもらいました。

■油とカロリーを控えた「低脂質・低カロリー食」

■油はとってもいいがカロリー制限はある「地中海食・低カロリー食」

■1日の糖質を120グラム以内に抑えるだけで油やカロリーはいくらとってもいい「低糖質・カロリー無制限食」(ほぼロカボと同義)

その結果、体重減量に最も効果があったのは、「低糖質・カロリー無制限食」でした。

これは、油を控えているとエネルギーを使わず、ため込みやすい体になる一方で、たんぱく質や油は早く満腹感を得られてそれが長続きし、エネルギーを燃やしやすい体になるためです。

ロカボの効果はダイエットだけではありません。

「低糖質・カロリー無制限食」グループは、明らかに中性脂肪が下がり、HDLコレステロールが増えていました。

そして糖尿病の指標となるHbA1cは、ほかの食事法の倍程度の改善効果が見られました。

ロカボはお腹いっぱい食べられてお酒やスイーツも楽しめます。

「美味しく楽しく食べて健康に」がこれからの食事なのです!
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