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一日のカフェインの危険な摂取量、安全な量とは?

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

カフェインを多量に含む清涼飲料水の急性中毒で、2011年度からの5年間に、少なくとも101人が救急搬送され、7人が心停止となり、うち3人が死亡したことが、日本中毒学会の最近の調査で分かりました。

カフェインは、中枢神経系を興奮させて眠気をはらい、集中力を高めるといった効果をもたらします。
一方で、摂取しすぎると、頭痛、心拍数の増加、不安、不眠、嘔吐、下痢などを引き起こします。
妊婦の場合には、流産のリスクが高まったり、胎児の発育が阻害されたりする可能性があります。

カフェインを繰り返し摂取していると、体が反応しにくくなり、より多くのカフェインを求めるようになります。
そうなってからカフェインの摂取をやめると、頭痛、眠気、神経過敏、便秘、うつ、悪心・嘔吐、不安、集中力の低下といった症状が現れてきます。
カフェインの危険性と安全量について_20171005_1

それでは、日常的に安全に摂取できるカフェインの量は、どのくらいなのでしょうか。

表1は、欧州食品安全機関(EFSA)が2015年に発表した、健康な成人が摂取しても安全と考えられるカフェインの量を示しています。
体重によってかなりの幅があることがお分かりかと思います。
カフェインの危険性と安全量について_20171005_2

また表2は、製品別のカフェイン含有量です。
カフェインの危険性と安全量について_20171005_3

2つの表を参考にすると、体重が40kg程度の痩せた女性では、缶コーヒー1本、またはエナジードリンク1本でも、安全な1回量を超えてしまうことが分かります。

更に注意してほしいのは、人によって異なる「カフェイン感受性」です。
健康な成人には有益な量のカフェインでも、感受性の高い人には不眠や頭痛などをもたらしてしまうことがあるのです。

カフェイン感受性に影響を与える要因としては、年齢、病歴、医薬品の使用、心身の健康状態などがあります。
また、いくつかの遺伝子も、カフェイン感受性に関係しています。

例えば、日本人の4人に1人は、カフェイン摂取後に不安感が高まる等の症状が現れる可能性が高い遺伝子を持っています。

また、極めて稀ですが、カフェイン摂取後にアナフィラキシー(全身性のアレルギー症状)が発生した例も報告されています。

日常生活において、非常に身近であるカフェインですが、「安全量」が意外に少ないことに驚いたかと思います。
取りすぎは健康被害をもたらすことを忘れずに、その利益を上手に引き出すようにしていきましょう!

 
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