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不妊の原因は男性にもある!うつ病や運動不足の男性は精子の数が減少する

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

妊娠を心待ちにしている夫婦の10-15%が不妊症といわれていますが、うち半数以上が、男性側に原因があるといわれています。

今回、中国の研究者たちが一般男性の精液の質とうつ病、運動量の関係を調べたところ、うつ病のある男性や、全く運動せずに暮らしている男性は、精子の濃度や精子の総数が低下していることが分かりました。

研究対象となったのは、中国の重慶に住む18歳以上の男子大学生587人です。
年齢や出生地、病歴、生活習慣(喫煙、飲酒、お茶やコーヒーなどの摂取量、1日に座っている時間など)などの調査に加え、抑うつ状態の程度を自己評価する調査(SDS)、身体活動に関する調査、精液検査、血液検査を受けました。

SDSは20項目からなり、25-100のスコア範囲のうち、53以上であれば臨床的なうつの可能性がある「うつ病グループ」としました。
身体活動に関する調査では、過去半年間に定期的に運動していたかどうかを尋ね、「はい」と回答した人には、1週間の運動の頻度と、1回当たりの平均時間を尋ねて、1週間当たりの総運動時間を算出し、1週間の総運動時間が0分だった人々を「運動なしグループ」、それ以外を「運動ありグループ」としました。

うつ病グループに分類された男性は63人(10.7%)で、非うつ病グループに比べて不活発な人の割合が高くなっていました。
また、うつ病グループの精子の濃度は非うつ病グループよりも低く、精子の総数も少なく、統計学的に意味のある(有意な)差が認められました。

運動なしグループに分類された男性は99人(16.9%)でした。
運動なしグループのSDSスコアは運動ありグループより高く、精子の総数も有意に少なくなっていました。

精液の質に影響を及ぼす可能性のあるさまざまな要因を考慮して分析した結果、うつ病グループでは、非うつ病グループに比べ、精子の濃度が18.9%低く、精子の総数は21.8%少なく、運動なしグループの精子の総数は、運動ありグループに比べ23%少なくなっていました。

なお、著者らは、うつ病と運動不足のそれぞれが精液の質低下に関係しているだけでなく、それら両方の因子を持つ男性の精液の質が最も低いことも明らかにしています。
一方で、うつ病、運動量と、生殖にかかわるホルモンの濃度の間には意味のある関係はみられませんでした。
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