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過労死を防ぐ診断!初期症状をチェックしよう!

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

長時間労働によって睡眠不足が続くと、「睡眠負債」がたまり始め、パフォーマンスの低下やアクシデントの原因になることは、皆さんご存知の通りです。
そして、「睡眠負債」がどんどん蓄積していくと、当然ながら体にも心にも疲れがどんどん蓄積されてきます。
過労は「サイレントキラー」_20180625_1

この疲れの蓄積、すなわち「過労」は、非常に怖い健康被害を生み出します。
「初期症状」は、以下のようなものです。

■夜遅くに食事をとるようになるため、睡眠が浅くなって朝の寝覚めが悪くなり、午前中の仕事の能率が落ちる。

■疲れのため代謝が悪くなり、体の重さ・だるさが連日とれなくなってくる。

■記憶力・ヒラメキ力が低下し、機転が利かなくなる。
そのためうっかりミスや初動の遅れが出始める。

■精神状態が不安定となり、仕事やプライベートの人間関係がぎくしゃくしてくる。

■夜になっても仕事のことが頭から離れなくなり、寝つきが悪くなったり、夜に何度も起きたりと、睡眠の質が劣化する。

さらに疲労の蓄積が長期間にわたって高じていくと、次のような「深刻な症状」が表れます。

■全身倦怠感がひどくなり、頭も体もボーっとして思うように働かなくなる。
仕事の効率が大幅に低下し、大小様々なミスや人間関係トラブルが発生する。

■食事を楽しむ気力がなくなり、食欲が低下してやせてくる。

■免疫機能が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなったり、長期的にはがんの発症にもつながる。

■糖尿病、高血圧、心臓病、脳血管障害になるリスクが高まり、最悪の場合は過労死にもつながる。

■自律神経の働きが崩れ、動悸、めまい、胃腸障害など体調不良が本格化してくる。

■正常な思考力、判断力が低下して前向きな発想ができなくなり、本格的な不眠症やうつ病が発生する。

過労はいわば「サイレントキラー」です。
本人が気付かないまま疲れが蓄積し、元来が丈夫で健康な人ほど決定的な症状が出てくるまで時間がかかります。
実際、体力や気力がある男性ほど、上記の過労の初期症状が起こっていても、全く気付いていないことがあるのです。

「深刻な症状」の先に待っているのは「過労死」です。
そこまで行ってしまう前に、ぜひセルフケアをするようにしましょう。

また、管理監督者の立場にある人は、職場の人たちのへの目配りを、ぜひお願いします!

 
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