うつ症状に、薬よりも運動が効果的!薬はうつ症状を再発させる
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
現代は「ストレス社会」と言われることが多いですよね。
ストレスフルな生活によって、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積して、抑うつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。
抑うつ状態に陥ると、どうしても日常の活動量が低くなってしまいます。
すると、肥満や体調不良になり、QOLが悪くなるので、結果、さらに抑うつ状態を助長するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
実は、うつ病に罹患した人が投薬を受けるのと、運動やスポーツをすることは同じくらいの改善効果があるのです。
また、摂食障害によって体重が30kgを切るくらいになってしまった方が、運動によって改善したという例もあります。
そこまで症状が重くない抑うつ状態でも、体を動かすことで十分に改善することができるのです。
抑うつ状態を運動療法で改善できる可能性があることは、1999年にアメリカのデューク大学医学部のグループが実施した大規模研究でも報告されています。
この研究は、一定条件を満たすうつ病患者156人を、
1. 抗うつ剤を投与する
2. 運動をする
3. 抗うつ剤と運動を併用する
という3つのグループに分けて行われたものです。
1は68.8%、2は60.4%、3は65.5%の人でうつ状態が解消されました。
この結果から「運動は抗うつ剤と同じくらい効果がある」という結論を出されたのです。
また、その6カ月後の追跡調査によると、再発率は1は38%、2はわずか8%、しかし3は何と45%でした。
これについて著者らは、「3のグループは抗うつ剤を投与されたことで、エクササイズで得られるはずの“運動でうつ病に打ち勝った”という自信が得られなかったのではないか」と推測しています。
このような研究からも抑うつ状態、そしてうつ病の改善に対して運動の効果が期待できることは証明されています。
ただ、どのような運動やスポーツが抑うつ感に対して最も効果があるのかという結論は出ていません。
いずれにせよ、運動は気分転換にもなるのは明らかです。
ストレスなどが原因で気分が落ち込むという人は、会社の帰りにジムで軽く汗を流す程度の運動から始めてみてはいかがでしょうか。
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
現代は「ストレス社会」と言われることが多いですよね。
ストレスフルな生活によって、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積して、抑うつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。
抑うつ状態に陥ると、どうしても日常の活動量が低くなってしまいます。
すると、肥満や体調不良になり、QOLが悪くなるので、結果、さらに抑うつ状態を助長するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
実は、うつ病に罹患した人が投薬を受けるのと、運動やスポーツをすることは同じくらいの改善効果があるのです。
また、摂食障害によって体重が30kgを切るくらいになってしまった方が、運動によって改善したという例もあります。
そこまで症状が重くない抑うつ状態でも、体を動かすことで十分に改善することができるのです。
抑うつ状態を運動療法で改善できる可能性があることは、1999年にアメリカのデューク大学医学部のグループが実施した大規模研究でも報告されています。
この研究は、一定条件を満たすうつ病患者156人を、
1. 抗うつ剤を投与する
2. 運動をする
3. 抗うつ剤と運動を併用する
という3つのグループに分けて行われたものです。
1は68.8%、2は60.4%、3は65.5%の人でうつ状態が解消されました。
この結果から「運動は抗うつ剤と同じくらい効果がある」という結論を出されたのです。
また、その6カ月後の追跡調査によると、再発率は1は38%、2はわずか8%、しかし3は何と45%でした。
これについて著者らは、「3のグループは抗うつ剤を投与されたことで、エクササイズで得られるはずの“運動でうつ病に打ち勝った”という自信が得られなかったのではないか」と推測しています。
このような研究からも抑うつ状態、そしてうつ病の改善に対して運動の効果が期待できることは証明されています。
ただ、どのような運動やスポーツが抑うつ感に対して最も効果があるのかという結論は出ていません。
いずれにせよ、運動は気分転換にもなるのは明らかです。
ストレスなどが原因で気分が落ち込むという人は、会社の帰りにジムで軽く汗を流す程度の運動から始めてみてはいかがでしょうか。
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