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自律神経の乱れを改善する「生活リズム」の作り方

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

 

自律神経については、ここでも何度か取り上げてきました。
グラフにあるように、交感神経と副交感神経は、どちらかが活発に働くと、反対の神経の働きは抑えられ、相反する動き・働きをします。
昼間は交感神経を活発に働かせるべき理由!_20170914_1

ここまでは皆さんよくご存知ではないかと思いますが、あまり語られていないのが、「自律神経をどれくらい強く働かせるか」についてです。

昼間に交感神経を「目一杯」働かせたときには、夜になると副交感神経が同じく「目一杯」働きます。
しかし、昼間に交感神経を少ししか働かせなかった場合には、夜の副交感神経の働きも少なくなってしまうのです。

例えば、休日の昼間を家でゴロゴロして過ごし、交感神経ををあまり働かせずに過ごすと、夜の副交感神経の働きも弱くなってしまいます。
「昼間寝すぎて夜寝れない」というだけでなく、副交感神経が司る身体のメンテナンス、不調や痛みを取り除く「自己治癒能力」にも影響が出てきてしまうのです。

もちろん逆に、副交感神経が働くべき夜の時間帯に、交感神経を働かせるような行為もよくありません。
例えば、夜に激しい運動をしたり、夜遅くまで仕事をして脳をフル回転させる、などです。

夜に副交感神経の働きが「目一杯」までいかないと、翌日の交感神経の働きも「目一杯」まで上げることができず、本来持っている力を発揮することができなくなってしまうのです。

まとめると、昼と夜の「強弱のリズム」をしっかりつけることが重要、ということになります。

昼間は交感神経を「目一杯」働かせるべく、思いっきり身体を動かしたり、脳をフル回転させるような仕事をする。

夜は副交感神経を「目一杯」働かせるべく、美味しい食事を楽しんだり、ゆっくりと半身浴をしたりする。

このような生活を送っていくことで、生活リズムが整い、身体の調子もドンドン良くなっていきます。

ぜひ、「働く時は働く」、「休むときは休む」という切り替えを大事にしながら、日々の生活を送るようにしてみて下さい。
その先には、健康な未来が待っていますよ!

 
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