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連休明けの「五月病」の対策と乗り越え方

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

今日のテーマは「五月病」です。

一般的に「五月病」と呼ばれているものは、医学的に言うと「抑うつ状態」のことです。
5月の連休明けから夏頃にかけて、新入社員や新入生を中心に起こりやすいとされていますが、実はそれに加えて「大きな変化を経験した人」にも発生するリスクが大きいものです。

「大きな変化」とはどういうものかと言うと、

■異動・転勤・転職
■上司・同僚・部下の異動で職場の雰囲気や人間関係が大きく変化
■昇進して新たな責任が加わった
■子供の受験・卒業・入学など

また、五月病の症状としては以下のようなものです。

■気分が滅入って気力が出ない
■原因不明の体調不良(頭痛、胃腸の不調、めまいなど)
■睡眠の乱れ

症状の重さは、生活や仕事に支障がないレベルから、欠勤や遅刻が増えてしまう病的なレベルまで様々です。
ひどい場合は「抑うつ状態」や「適応障害」などの診断が出て、自宅療養となる場合もあります。

実は、五月病に特に気をつけるべきなのは、「昇進」「子供の卒業・入学」などの「うれしい変化」があった人なのです。

自律神経は、5度以上の気温変化を繰り返すと乱れやすくなりますが、日本の春は天候の変化も大きく、自律神経は乱れがちです。
そんな中、会社・学校などで大きな変化があると、緊張度が知らず知らずに高まり、乱れている自律神経に更に追い打ちをかけることになります。

うれしい変化があった方は、精神的に高揚しているため疲労を感じにくくなっています。
そのため、自分が消耗していることに気づかずに無理を重ねてしまい、その反動で五月病になってしまうことが多いのです。

今年の冬あたりから春にかけて多くの変化を経験した人は「変化疲れ」が蓄積していることを自覚して、連休後半(つまり今日から!)や連休明けは、「疲れを取る」ことを意識して下さい。

具体的には、

■睡眠時間の確保(最低6時間、できれば7時間以上)
■疲労回復度の高いたんぱく質と緑黄色野菜をしっかり摂る
■リラックスする時間を増やす

といった内容です。

五月病の時期を乗り切り、夏に向けて更にパワーアップしていくためにも、「疲れを取るべき」時にはしっかり疲れを取るようにしていきましょう!
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