怒りやすい人はどんな病気になりやすい?怒りと病気の関係
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
現代社会は、ストレスの種であふれています。
ささいなことから「怒り」が発生しやすい環境にあります。
怒りが発生しやすくなっている背景としては、
■「忙しさ」が増している
■利便性が進化した
■価値観が多様化した
といったことが要因になっていると言われています。
些細なことで怒ってしまった場合、自己嫌悪や後悔で頭を悩ませたり、落ち込んだりすることも少なくないでしょう。
しかし驚くべきことに、怒ることは精神面だけでなく、健康面にもダメージを与えることが最近の研究で明らかになってきているのです。
米国立老化研究所が、イタリアのサルディーニャ島の14-92歳の5614人の男女を対象に行った研究では、性格テストの結果により「怒りっぽいグループ」に分類された人たちは、「温厚・寛容グループ」の人たちよりも、心臓発作や脳卒中を引き起こす頸動脈肥厚が多くみられたのです。
また国内でも、大阪府立健康科学センターが秋田・茨城・大阪・高知の4地域の住民を対象に、高血圧者4970人を4年間追跡調査した研究で、男性で怒りを内にためやすい人は高血圧症リスクが1.5倍高くなるという結果が報告されています。
さらに昨年3月には、米ウォールストリートジャーナルが、「怒りの感情は、心臓発作を起こすリスクを通常より8.5倍も高める」という研究結果を報じています。
この記事によると、オーストラリアの急性心血管診療所が、心臓発作を起こした300人以上の患者を対象に、発作が起こる前の48時間に「なんらかの怒りの感情を経験していたかどうか」を質問したところ、激しい怒りの感情を経験した人は、2時間以内に心臓発作を起こすリスクが通常よりも8.5倍も高いことがわかったというのです。
怒りに振り回されていると、健康面においてもマイナスになる可能性が高いのです。
何とか怒りをコントロールできるようになりたいものですね。
ただ、わかっていても、なかなかコントロールできないのが人間の感情です。
それをいかにコントロールしていくか、については、改めてここでも取り上げていきたいと思います。
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
現代社会は、ストレスの種であふれています。
ささいなことから「怒り」が発生しやすい環境にあります。
怒りが発生しやすくなっている背景としては、
■「忙しさ」が増している
■利便性が進化した
■価値観が多様化した
といったことが要因になっていると言われています。
些細なことで怒ってしまった場合、自己嫌悪や後悔で頭を悩ませたり、落ち込んだりすることも少なくないでしょう。
しかし驚くべきことに、怒ることは精神面だけでなく、健康面にもダメージを与えることが最近の研究で明らかになってきているのです。
米国立老化研究所が、イタリアのサルディーニャ島の14-92歳の5614人の男女を対象に行った研究では、性格テストの結果により「怒りっぽいグループ」に分類された人たちは、「温厚・寛容グループ」の人たちよりも、心臓発作や脳卒中を引き起こす頸動脈肥厚が多くみられたのです。
また国内でも、大阪府立健康科学センターが秋田・茨城・大阪・高知の4地域の住民を対象に、高血圧者4970人を4年間追跡調査した研究で、男性で怒りを内にためやすい人は高血圧症リスクが1.5倍高くなるという結果が報告されています。
さらに昨年3月には、米ウォールストリートジャーナルが、「怒りの感情は、心臓発作を起こすリスクを通常より8.5倍も高める」という研究結果を報じています。
この記事によると、オーストラリアの急性心血管診療所が、心臓発作を起こした300人以上の患者を対象に、発作が起こる前の48時間に「なんらかの怒りの感情を経験していたかどうか」を質問したところ、激しい怒りの感情を経験した人は、2時間以内に心臓発作を起こすリスクが通常よりも8.5倍も高いことがわかったというのです。
怒りに振り回されていると、健康面においてもマイナスになる可能性が高いのです。
何とか怒りをコントロールできるようになりたいものですね。
ただ、わかっていても、なかなかコントロールできないのが人間の感情です。
それをいかにコントロールしていくか、については、改めてここでも取り上げていきたいと思います。
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