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高齢になると増える「中途覚醒」、不眠の原因と対策

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

中途覚醒は、年を取るほど増えることが分かっています。
日本大学医学部成人2559名を対象にした調査によると、週に3回以上中途覚醒がある人は、男性は40-50代が10.5%に対して60歳以上は23.1%、同じく女性は40-50代が14.5%に対して60歳以上は19.9%でした。
全体では40-50代が12.7%だったのに対して、60歳以上になると21.2%に増えています。

 
年を取ると増える「中途覚醒」_20190422_1

 

では、どうして年を取ると中途覚醒が増えるのでしょうか?

多いのは、尿意で目が覚めるケースです。
若い頃はいったん眠ってしまえば朝まで目が覚めなかったのに、中高年は夜中にトイレに起きることが珍しくなくなります。

腎臓や膀胱など、泌尿器の機能が低下して排尿回数が増えることもあります。
また男性の場合、膀胱の下についている前立腺が肥大してトイレが近くなることもあります。

中途覚醒が多いのに昼間は眠くて仕方がない場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)や周期性四肢運動障害(睡眠中に手足が動くことで目が覚めやすくなる)といった病気が潜んでいるかもしれません。
思い当たる人は、ぜひ病院を受診してみて下さい。

また、年を取ると基礎代謝が落ちるため、必要とする睡眠時間が短くなります。
一般に10年で10分ほど短くなり、平均睡眠時間は25歳で7時間、45歳で6時間半、65歳で6時間程度になるのです。

睡眠は長ければ長いほどいいわけではありません。
必要な睡眠時間が短くなっているのに、若い頃と同じ時間眠ろうとすれば、当然睡眠は浅くなります。
特に男性は、年を取ると朝型になって早く眠るようになります。
そのため、睡眠時間が必要以上に長くなりがちです。
実際、ベッドにいる時間を30分短くすると、中途覚醒が治る人は多いという調査報告もあります。

また、「寝酒」は決して快眠につながらないので注意が必要です。
飲酒により寝つきが良くなっても、睡眠が浅くなって中途覚醒を起こしやすくなるからです。

アルコールには利尿作用があるので、尿意も感じやすくなるので、要注意です。
寝酒は睡眠全体に悪影響を与えますが、とりわけ中途覚醒を招きやすいことを覚えておきましょう。

 
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