高齢者の不眠の原因が「早寝」である理由とは?
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
2014年に厚労省が公表した「健康づくりのための睡眠指針」によると、20代は週末の休息で平日たまった疲れは取れるものの、30代・40代は「疲れが残り仕事の能率が落ちる」ケースが多いそうです。
50代になると、無理をすること自体が少なくなるので、「睡眠不足」は減りますが、その代わりに「不眠に悩む人」が増える傾向にあります。
不眠には、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 早朝に目覚める
- 眠りが浅く目覚めがすっきりしない
という4つの主症状がありますが、人は加齢と共に自然に睡眠時間が短くなり、眠りも浅くなりやすいので、これらの症状は誰にでも現れるものと言えます。
しかし、これらを若いころと同様に「睡眠不足対策」という発想で対応すると、かえって不眠が悪化したりするのです。
特に、「早く床につく」といった対応は、逆効果になることが多いようです。
そもそも眠気は、脳内の「体内時計」によって制御されているため、いきなり早く寝ようとして床に入っても、もんもんと時を過ごすだけになってしまいがちです。
これが続くと、「ベッド=眠れない場所」と体が覚えてしまい、ベッドに入るだけで「『また眠れないのでは』との不安が高まり、一層眠れなくなることにもなり兼ねません。
それでは、どうすればよいのでしょうか。
ベッドに入って10分以上眠れないときは、無理に寝ようとせず、一旦寝室から出て、明るいところで本読んだりしてみて下さい。
その後、自然に眠気が湧いてきたら、改めてベッドに行くようにしましょう。
仮に、いつまでも眠くならず、眠りにつく時間が極端に遅くなってしまっても、翌朝起きる時間は一定にして下さい。
一晩くらい寝不足になっても命に別状はないので、「これで今晩は眠りやすくなる」と発想を切り替えるようにしましょう。
前述の通り、体に必要な睡眠時間は、年齢とともに短くなります。
個人差もありますが、50代で6.5時間程度、60代以降は6時間で十分と言われています。
「8時間睡眠が理想」と言われることも多いですが、中高年以降は「しっかり長く寝る、という発想はやめた方がいい」という専門家もいます。
年齢と共に自分の身体は変わってきている、ということを理解した上で、「睡眠対策」をしていきましょう!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
2014年に厚労省が公表した「健康づくりのための睡眠指針」によると、20代は週末の休息で平日たまった疲れは取れるものの、30代・40代は「疲れが残り仕事の能率が落ちる」ケースが多いそうです。
50代になると、無理をすること自体が少なくなるので、「睡眠不足」は減りますが、その代わりに「不眠に悩む人」が増える傾向にあります。
不眠には、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 早朝に目覚める
- 眠りが浅く目覚めがすっきりしない
という4つの主症状がありますが、人は加齢と共に自然に睡眠時間が短くなり、眠りも浅くなりやすいので、これらの症状は誰にでも現れるものと言えます。
しかし、これらを若いころと同様に「睡眠不足対策」という発想で対応すると、かえって不眠が悪化したりするのです。
特に、「早く床につく」といった対応は、逆効果になることが多いようです。
そもそも眠気は、脳内の「体内時計」によって制御されているため、いきなり早く寝ようとして床に入っても、もんもんと時を過ごすだけになってしまいがちです。
これが続くと、「ベッド=眠れない場所」と体が覚えてしまい、ベッドに入るだけで「『また眠れないのでは』との不安が高まり、一層眠れなくなることにもなり兼ねません。
それでは、どうすればよいのでしょうか。
ベッドに入って10分以上眠れないときは、無理に寝ようとせず、一旦寝室から出て、明るいところで本読んだりしてみて下さい。
その後、自然に眠気が湧いてきたら、改めてベッドに行くようにしましょう。
仮に、いつまでも眠くならず、眠りにつく時間が極端に遅くなってしまっても、翌朝起きる時間は一定にして下さい。
一晩くらい寝不足になっても命に別状はないので、「これで今晩は眠りやすくなる」と発想を切り替えるようにしましょう。
前述の通り、体に必要な睡眠時間は、年齢とともに短くなります。
個人差もありますが、50代で6.5時間程度、60代以降は6時間で十分と言われています。
「8時間睡眠が理想」と言われることも多いですが、中高年以降は「しっかり長く寝る、という発想はやめた方がいい」という専門家もいます。
年齢と共に自分の身体は変わってきている、ということを理解した上で、「睡眠対策」をしていきましょう!
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