睡眠時間を削って努力するな!「働き方改革」でも睡眠不足は解消しない理由
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
日本では現在、政府主導で「働き方改革」が進められています。
2011年のOECDの調査では、加盟28カ国中、日本は男性が2番目に、女性が最も睡眠時間が短かいという結果でした。
睡眠時間が短くなるほど、また逆に長くなるほど相対的な死亡リスクは上昇します。
米国で1982-88年に30-102歳までの男女約112万人を追跡調査した結果。6年後に死亡する割合は6.5-7.4時間眠っている人が最も低いという結果でした。
「働き方改革」によって、日本人の睡眠時間は長くなるのでしょうか?
実は、睡眠時間が短いことの原因は、長時間労働だけではないのです。
趣味やスキルアップのための「自分磨き」に時間を費やして、睡眠時間を削ってしまうという人も、意外と多いのです。
やりたいことがたくさんあっても、ある程度、整理していかないと、睡眠時間が確保できません。
睡眠時間が短くなっている人は、「1日24時間から働く時間・通勤時間・趣味の時間などを差し引いて、残りを睡眠時間にする」という考え方をしている人が多いようですが、これが間違いのもとです。
24時間から働く時間や睡眠時間を引いて、残りの時間を趣味などでやりくりするべきなのです。
そうでないと体が休まりません。
日本人はもともと勤勉です。
特に高度経済成長期には、仕事をやればやるほど豊かになる実感が持てたこともあり、「寝ないで頑張る」ことが美徳とされる風潮ができてしまいました。
また、バブル経済のころには「24時間戦えますか。」というキャッチコピーもありました。
「睡眠時間を削って努力する」という精神が、親から子へと受け継がれていってしまったのです。
ところが、米国で1979年に起こったスリーマイル島原発事故や、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」の事故、旧ソ連で1986年に発生したチェルノブイリ原発事故も、スタッフの睡眠不足が主な原因の一つと報告されています。
医学的には、休養をとることの重要性ははっきりとしています。
みんながきちんと睡眠をとることで、健康になったり、仕事のパフォーマンスが上がったり、さらには企業の収益に貢献することにもつながります。
ぜひ「体を休めることの重要性」をもう一度考えて、日々の生活を見直してみてはいかがでしょうか。
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
日本では現在、政府主導で「働き方改革」が進められています。
2011年のOECDの調査では、加盟28カ国中、日本は男性が2番目に、女性が最も睡眠時間が短かいという結果でした。
睡眠時間が短くなるほど、また逆に長くなるほど相対的な死亡リスクは上昇します。
米国で1982-88年に30-102歳までの男女約112万人を追跡調査した結果。6年後に死亡する割合は6.5-7.4時間眠っている人が最も低いという結果でした。
「働き方改革」によって、日本人の睡眠時間は長くなるのでしょうか?
実は、睡眠時間が短いことの原因は、長時間労働だけではないのです。
趣味やスキルアップのための「自分磨き」に時間を費やして、睡眠時間を削ってしまうという人も、意外と多いのです。
やりたいことがたくさんあっても、ある程度、整理していかないと、睡眠時間が確保できません。
睡眠時間が短くなっている人は、「1日24時間から働く時間・通勤時間・趣味の時間などを差し引いて、残りを睡眠時間にする」という考え方をしている人が多いようですが、これが間違いのもとです。
24時間から働く時間や睡眠時間を引いて、残りの時間を趣味などでやりくりするべきなのです。
そうでないと体が休まりません。
日本人はもともと勤勉です。
特に高度経済成長期には、仕事をやればやるほど豊かになる実感が持てたこともあり、「寝ないで頑張る」ことが美徳とされる風潮ができてしまいました。
また、バブル経済のころには「24時間戦えますか。」というキャッチコピーもありました。
「睡眠時間を削って努力する」という精神が、親から子へと受け継がれていってしまったのです。
ところが、米国で1979年に起こったスリーマイル島原発事故や、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」の事故、旧ソ連で1986年に発生したチェルノブイリ原発事故も、スタッフの睡眠不足が主な原因の一つと報告されています。
医学的には、休養をとることの重要性ははっきりとしています。
みんながきちんと睡眠をとることで、健康になったり、仕事のパフォーマンスが上がったり、さらには企業の収益に貢献することにもつながります。
ぜひ「体を休めることの重要性」をもう一度考えて、日々の生活を見直してみてはいかがでしょうか。
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