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体内時計のリズムを作るメラトニンの、睡眠以外の効果にも期待!

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

2017年のノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、生命の24時間のリズムを刻む「体内時計」を司る「ピリオド」と呼ばれる遺伝子を突き止めた、米国の3人の研究者でした。

体内時計は睡眠に関連しているのみならず、様々な病気にも関係していることが分かってきています。
そして、その接点として注目されているのが「メラトニン」というホルモンです。

そもそも、体内時計の仕組みが見つかったのは、「ベニバナインゲン」という植物が真っ暗な環境でも1日のリズムで葉っぱを上げ下げしていることへの疑問からスタートしました。
ここから今回のノーベル賞受賞者は、ピリオド遺伝子がコントロールをしていることに行き着きました。

ピリオド遺伝子から作られるPERたんぱく質には、自分自身の生産を止める仕組みがあります。
このために、PERたんぱく質が作られたり作られなくなったりし、その結果、数百、数千のホルモンの生産の変動にも影響していることがわかってきたのです。

変動しているホルモンの一つが、メラトニンです。
メラトニンはさまざまなホルモンの中でも、とりわけ昼夜で劇的に分泌量が変化するホルモンとして知られており、メラトニンが増えると眠くなるなど、このホルモンが睡眠を司っていることは知られていました。

最近ではそれに加えて、さまざまな臓器に影響を及ぼしたり、抗酸化物質としての働きがあることも分かってきました。

メラトニンが効果を発揮する可能性があるものとしては、

■抗がん剤の効果を引き上げる
■骨粗しょう症を防ぐ
■睡眠障害を治す
■長期記憶力を高める

などがあります。

体内時計、中でもメラトニンは、単純に体のリズムにとどまらず、日々の健康に密接に関係していることはこれまでの研究からは明らかになっています。
まだまだ研究段階とはいえ、実用化が期待されますね。

新たな研究報告があれば、ここでもご紹介していきますね!
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