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睡眠不足は脳と体にどんな影響がある?

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

 

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」ではないでしょうか。

ただ一方で、徹夜の翌日に、頭がぼーっとして仕事にならなかったという経験を持つ人も少なくないでしょう。

オーストラリアの研究では、24時間起きっぱなしでいると、ビール大瓶1本程度を飲んだとき(血中アルコール濃度0.1%相当)と同じくらいパフォーマンスが低下すると報告されています。

 

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日本人の睡眠時間は減ってきています。

2010年の調査によると、国民の平均睡眠時間は7時間14分で、調査を始めた1960年に比べると、約1時間も減少していました。

近年の研究で、寝不足が続くと太りやすくなることがわかっています。

睡眠時間が短いほど食欲を促すホルモンの「グレリン」が増え、反対に食欲を抑えるホルモンの「レプチン」は減少し、二重の意味で太りやすくなるためです。

また、睡眠不足が5日間続くだけで、不安や抑うつが強くなることも確認されています。

睡眠不足のときに不快なストレスを受けると、情動にかかわる脳の偏桃体が熟睡した時よりも活発に働き、心のダメージが大きくなるためです。

更に慢性的な睡眠不足は、メタボや高血圧、糖尿病などの生活習慣病や心筋梗塞、脳卒中、免疫力の低下などのリスクを増大させることも、いくつもの研究で明らかになっています。

こうした健康への悪影響は、業務への支障も招きます。

2005年に行われた試算によると、勤務中の眠気による作業効率の低下や事故、健康状態の悪化などによって生じる日本の経済損失は年間3兆4694億円にも上るそうです。

海外では、米国で1979年に起こったスリーマイル島原発事故や、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」の事故、旧ソ連で1986年に発生したチェルノブイリ原発事故も、スタッフの睡眠不足が主な原因の一つと報告されています。

社会全体にとっても、睡眠不足のツケはあまりに大きいのです。

ぜひ「眠りのツケ」をためないようにして、自分自身の健康に気をつけるのはもちろん、仕事や社会にも悪影響をもたらさないようにしていきましょう!
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