早く目が覚める理由と対策
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
楽しいこと、大事なことなどがある日、「目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた!」という経験はありませんか?
ドイツ・リューベック大学のジャン・ボルン博士が行った実験によると、起床する時刻を予め指示されてから眠ると、その時刻の1時間ほぼ前から、血液中に新たな環境に適応するためのホルモン「コルチコトロピン」が増え、起床に備えることがわかりました。
これはつまり、起床する時間を意識してから眠りにつけば、起床時間に向けて身体をコントロールすることが可能である、ということになります。
また、目覚まし時計より早く目覚める人は、「体内時計がしっかり働いている」ということでもあります。
しかし一方で、「心身がずっと緊張し続けている証拠」という説もあります。
これは「過緊張」と呼ばれており、自分で緊張をほぐしてリラックスしようとしてもゆるめることができない状態を指します。
「過緊張」は自律神経の乱れから起こり、交感神経優位の状態が続き、副交感神経にうまく切り替えられないものです。
働き盛りの世代によく見られますが、大事な試験を控えた受験生や環境に大きな変化があった人も要注意です。
特に、予定を目一杯詰め込んでしまう人、几帳面で何事にも一生懸命に取り組む人、真面目で疲れていてもつい頑張ってしまう人などが、過緊張になりやすいといわれています。
また最近は、長時間のパソコン作業によって過緊張になる人も増えています。
過緊張の症状はとしては、目覚ましが鳴る前に目が覚める以外に、
- 眠りが浅く何度も目覚める
- 寝起きなのに肩が凝り固まっている
- 暑くもないのに汗をかく
- 喉や胸に違和感・つかえを感じる
- 呼吸が浅くなる
などがあります。
どれも日常生活を送るには、それほど支障がないものばかりのため、放置されがちですが、悪化して「うつ病」の診断を受けたケースもあるので、早めに対策をしておくことが必要です。
それでは、どういった対策が有効でしょうか?
一言で言うと、「副交感神経を優位にする」ということです。
具体的には、
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- ウォーキングなどの運動をする
- 3食決まった時間にしっかり摂る
などです。
ぜひ皆さん、「過緊張」にならないよう、生活の中に「リラックスする時間」を組み込んでいきましょう!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
楽しいこと、大事なことなどがある日、「目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた!」という経験はありませんか?
ドイツ・リューベック大学のジャン・ボルン博士が行った実験によると、起床する時刻を予め指示されてから眠ると、その時刻の1時間ほぼ前から、血液中に新たな環境に適応するためのホルモン「コルチコトロピン」が増え、起床に備えることがわかりました。
これはつまり、起床する時間を意識してから眠りにつけば、起床時間に向けて身体をコントロールすることが可能である、ということになります。
また、目覚まし時計より早く目覚める人は、「体内時計がしっかり働いている」ということでもあります。
しかし一方で、「心身がずっと緊張し続けている証拠」という説もあります。
これは「過緊張」と呼ばれており、自分で緊張をほぐしてリラックスしようとしてもゆるめることができない状態を指します。
「過緊張」は自律神経の乱れから起こり、交感神経優位の状態が続き、副交感神経にうまく切り替えられないものです。
働き盛りの世代によく見られますが、大事な試験を控えた受験生や環境に大きな変化があった人も要注意です。
特に、予定を目一杯詰め込んでしまう人、几帳面で何事にも一生懸命に取り組む人、真面目で疲れていてもつい頑張ってしまう人などが、過緊張になりやすいといわれています。
また最近は、長時間のパソコン作業によって過緊張になる人も増えています。
過緊張の症状はとしては、目覚ましが鳴る前に目が覚める以外に、
- 眠りが浅く何度も目覚める
- 寝起きなのに肩が凝り固まっている
- 暑くもないのに汗をかく
- 喉や胸に違和感・つかえを感じる
- 呼吸が浅くなる
などがあります。
どれも日常生活を送るには、それほど支障がないものばかりのため、放置されがちですが、悪化して「うつ病」の診断を受けたケースもあるので、早めに対策をしておくことが必要です。
それでは、どういった対策が有効でしょうか?
一言で言うと、「副交感神経を優位にする」ということです。
具体的には、
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- ウォーキングなどの運動をする
- 3食決まった時間にしっかり摂る
などです。
ぜひ皆さん、「過緊張」にならないよう、生活の中に「リラックスする時間」を組み込んでいきましょう!
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