覚醒物質「オレキシン」の作用と睡眠の関係は?
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
「オレキシン」という脳内物質はご存じですか?
1998年に発見された、人間の「覚醒状態を維持する」働きを持っているものです。
オレキシンは、脳の視床下部で作られています。
視床下部は、自律機能の調節を行う総合中枢ですが、視床下部の後ろ側に覚醒に関わる領域が、前側に睡眠に関わる領域があることが分かっています。
覚醒自体は、脳の底に位置する脳幹が司っています。
覚醒作用のあるモノアミン(ノルアドレナリンやセロトニン)やアセチルコリンは脳幹で作られ、脳全体に運ばれています。
オレキシンの働きは、モノアミンの分泌が止まらないように作用することです。
モノアミンの分泌が続くことで、覚醒状態を維持することができます。
ただ一方で、就寝時にもオレキシンが活発に作られていると、不眠症になってしまいます。
日常生活で「夜間のオレキシン分泌」を防ぐことによって、スムーズに眠りにつくことができるようになります。
具体的にどうすれば良いのか、3つの方法をご紹介します。
1. ストレスをためない
ストレスを感じると視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが作られることで、オレキシンも活発に作られるようになります。
仕事のオンとオフをうまく切り替えて、上手にストレス解消するようにしましょう。
2. 寝る前に感情を刺激しない
喜びや恐怖など、強い感情もオレキシンの分泌を促進します。
「ストレス解消」は重要ではありますが、あまり刺激の強い映画や興奮を招くゲームは避けるようにしましょう。
3. 朝起きたら太陽の光を浴びる
オレキシンは昼間にたくさん作られ、夜になると作られなくなるので、体内時計を整えることが大切です。
毎朝同じ時刻に起き、起きたら太陽の光を浴びるようにしましょう。
また、夕方以降に強い光(特にブルーライト)を浴びると、体内時計が乱れる原因になるため、夜には部屋の照明は暗めにして、パソコンやスマホもなるべく使わないようにしましょう。
また、休日もできるだけ起床時刻を変えないことも重要です。
今日から「3つの方法」を始めてみて、快眠を手にして下さい!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
「オレキシン」という脳内物質はご存じですか?
1998年に発見された、人間の「覚醒状態を維持する」働きを持っているものです。
オレキシンは、脳の視床下部で作られています。
視床下部は、自律機能の調節を行う総合中枢ですが、視床下部の後ろ側に覚醒に関わる領域が、前側に睡眠に関わる領域があることが分かっています。
覚醒自体は、脳の底に位置する脳幹が司っています。
覚醒作用のあるモノアミン(ノルアドレナリンやセロトニン)やアセチルコリンは脳幹で作られ、脳全体に運ばれています。
オレキシンの働きは、モノアミンの分泌が止まらないように作用することです。
モノアミンの分泌が続くことで、覚醒状態を維持することができます。
ただ一方で、就寝時にもオレキシンが活発に作られていると、不眠症になってしまいます。
日常生活で「夜間のオレキシン分泌」を防ぐことによって、スムーズに眠りにつくことができるようになります。
具体的にどうすれば良いのか、3つの方法をご紹介します。
1. ストレスをためない
ストレスを感じると視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)というホルモンが作られることで、オレキシンも活発に作られるようになります。
仕事のオンとオフをうまく切り替えて、上手にストレス解消するようにしましょう。
2. 寝る前に感情を刺激しない
喜びや恐怖など、強い感情もオレキシンの分泌を促進します。
「ストレス解消」は重要ではありますが、あまり刺激の強い映画や興奮を招くゲームは避けるようにしましょう。
3. 朝起きたら太陽の光を浴びる
オレキシンは昼間にたくさん作られ、夜になると作られなくなるので、体内時計を整えることが大切です。
毎朝同じ時刻に起き、起きたら太陽の光を浴びるようにしましょう。
また、夕方以降に強い光(特にブルーライト)を浴びると、体内時計が乱れる原因になるため、夜には部屋の照明は暗めにして、パソコンやスマホもなるべく使わないようにしましょう。
また、休日もできるだけ起床時刻を変えないことも重要です。
今日から「3つの方法」を始めてみて、快眠を手にして下さい!
SHARE
シェアする
[addtoany] シェアする