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なぜ、春は眠いのか?だるい「原因と対策」!

こんにちは!

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

春先は頭痛や気だるさ、眠気などの不定愁訴で来院する患者が増えます。
春に不調が増える大きな要因は、気候の変動やストレスが大きくなり、自律神経の働きが乱れることにあります。

 

 

自律神経は体を活動モードにする交感神経と、休息モードにする副交感神経からなります。
副交感神経の働きが増してくる春は、交感神経が優位な冬の状態から切り替わる時期にあたりますが、気候の変化も相まって、自律神経の働きが乱れやすくなります。
結果、血管の拡張や収縮が適切に調節できなくなって、頭痛や倦怠感など、様々な不調が起きてしまうのです。

気圧が高いと交感神経が優位になり、低いと副交感神経が優位になることがわかっていますが、3月から5月は、低気圧と高気圧が交互に日本付近を通過して大気の状態が不安定になることに加え、寒暖の差も激しいので、片頭痛や緊張型頭痛が誘発されやすくなるのです。

また、春先には入学や卒業、人事異動など環境の変化が多いため、精神的なストレスも増えがちです。
ストレスがたまると神経や筋肉の緊張が高まり、片頭痛や緊張型頭痛が起きたり、睡眠不足に陥るケースもあります。

さらに、花粉症で睡眠の量と質が低下したり、鼻詰まりで頭に十分な酸素を送れなくなったりすることにより、頭痛が招かれるというケースもあります。

これらの不調を防ぐには、食事や睡眠といった生活のリズムを整えて、自律神経の乱れを抑えることが大切です。
入浴や運動などでリラックスを図ってストレスを緩和し、夜は十分な睡眠をとりましょう。
パソコンやスマホの操作は覚醒を促すので、夜間は控えめにしましょう。
また、寝不足の日が続かないように、7時間から8時間の睡眠を2日に1回は確保するよう心がけましょう。

ただし寝過ぎも頭痛の原因になります。
休日の寝だめも要注意です。
昼間にどうしても眠気を感じるときは、20分から30分程度の短い昼寝をしましょう。
また、花粉症対策の薬を飲む人は、日中は眠気を起こしにくい抗アレルギー薬を選ぶようにしましょう。

更に、首や肩の筋肉をほぐすと脳の痛みを調節する経路を刺激して、片頭痛の予防と緊張性頭痛の緩和に効果があります。
ただし、実際に頭痛が起きている最中は、血流が良くなるために逆効果になることもあるので、要注意です。

 
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