体内時計の乱れをリセットし、睡眠のリズムを整えるトレーニング方法！

こんにちは！

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

人間の体の中には「体内時計」が備わっているということは、皆さんご存知かと思います。
最近の研究では、体内時計は1日24.5時間のリズムを刻んでいることがわかっています。
この「概日リズム」に基づき、夜になったら自然に眠くなり、また朝になったら自然に目が覚めるのです。

この24.5時間の周期は、年を取るとともに短くなっていくと言われています。
体内時計の周期が短くなると生活リズムが乱れてきて、睡眠に異常をきたしてしまうことにもつながってしまいます。
本当は8時間ほど眠りたいのに必ず4時間で目を覚ましてしまう、逆に8時間以上眠ってしまう、などの症状が起こってしまうのは、概日リズムの乱れが原因なのです。

実は、概日リズムを衰えさせない(短くさせない)、ゲーム感覚のトレーニング法があります。
それは、「1分間の感覚を身に着ける」です。

トレーニングのやり方は簡単です。
「スタート」の合図とともに、ストップウォッチで時間を計り、自分で「1分経った」と思ったらストップウォッチを止めて下さい。

体内時計が乱れている人は、自分で「1分だ！」と思った時間は実際の1分から大きく離れてしまっています。
一般的には、年を取るにつれて代謝が遅くなってくるので、高齢の方は1分より遅れてストップウォッチを止めることが多いです。

最初は1分から大きく離れていたとしても、繰り返して何度もやっているうちに、徐々に1分に近づいてきます。
そうこうしているうちに、体内時計の乱れが正され、睡眠の異常も改善に向かっていくのです！

こんな、学校のレクレーションや会議のアイスブレークなんかでやるゲームが、睡眠改善に効果があるなんて、意外ではないですか？

今のスマホにはどれも、ストップウォッチの機能は標準装備されていると思います。
睡眠の乱れを感じている方、手軽なゲーム感覚で楽しみながら、質の良い睡眠を手に入れてみませんか？