「肉体疲労」が取れないときは、コンビニのドリンクは効果がない
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
日本では1990年代から、国を挙げて疲労の謎を科学的に解明する研究が始まり、疲労の度合いを定量化する試みなどが進んできました。
そのプロジェクトの一つとして、96名の健康な人を対象に、運動時や、デスクワークなどの精神作業時に、どこにどのくらい疲労が生じているかを計測する負荷試験が行われましたが、その結果、スクワットなどの筋肉をいためつけるような一部の激しい運動を除いて、自転車こぎやジョギングなどの有酸素運動を4時間やった程度では、筋肉はほとんどダメージを受けないという結果が出たのです。
では、体の中のどこが最も疲れるのかというと、答えは「脳」なのです。
厳密にいえば、脳の中にある自律神経の中枢である、視床下部や前部帯状回と呼ばれる部位です。
運動を始めると、自律神経の働きによって心拍が上がって呼吸が速く大きくなり、やがて汗をかきます。
これを運動中休むことなくコントロールしているのが、視床下部や前部帯状回です。
運動が激しくなると、自律神経の中枢での処理が増え、その結果、体内で活性酸素が発生します。
これにより脳細胞が酸化ストレスにさらされ、自律神経の機能が低下します。
疲労が蓄積すると、頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき、血圧の変動などの症状が現れます。
これらは、まさに自律神経がダメージを受けたときに起きる自律神経失調症の症状と一致します。
つまり、私たちが日常「体が疲れた」と感じるときは、実は「脳が疲れた」状態だったのです。
疲れを感じたときには、睡眠をとることが重要です。
睡眠不足が慢性化すると、疲労が残って蓄積していくことになります。
睡眠不足、加齢や、それに伴う睡眠の質の低下などによって、酸化ストレスによる細胞の損傷が睡眠で修復されにくい人は、疲れが残りやすく、慢性疲労に陥りやすくなります。
そして、こうした疲労の蓄積が、すなわち老化につながります。
慢性疲労を訴える人の多くは、いびきなどの睡眠に問題を抱えています。
日中の食事や環境などに注意することで疲労を起こしにくくする方法もいくつかありますが、疲労回復を左右する最大の要素は「睡眠の質」です。
睡眠の質を上げて、疲れを回復させていきましょう!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
日本では1990年代から、国を挙げて疲労の謎を科学的に解明する研究が始まり、疲労の度合いを定量化する試みなどが進んできました。
そのプロジェクトの一つとして、96名の健康な人を対象に、運動時や、デスクワークなどの精神作業時に、どこにどのくらい疲労が生じているかを計測する負荷試験が行われましたが、その結果、スクワットなどの筋肉をいためつけるような一部の激しい運動を除いて、自転車こぎやジョギングなどの有酸素運動を4時間やった程度では、筋肉はほとんどダメージを受けないという結果が出たのです。
では、体の中のどこが最も疲れるのかというと、答えは「脳」なのです。
厳密にいえば、脳の中にある自律神経の中枢である、視床下部や前部帯状回と呼ばれる部位です。
運動を始めると、自律神経の働きによって心拍が上がって呼吸が速く大きくなり、やがて汗をかきます。
これを運動中休むことなくコントロールしているのが、視床下部や前部帯状回です。
運動が激しくなると、自律神経の中枢での処理が増え、その結果、体内で活性酸素が発生します。
これにより脳細胞が酸化ストレスにさらされ、自律神経の機能が低下します。
疲労が蓄積すると、頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき、血圧の変動などの症状が現れます。
これらは、まさに自律神経がダメージを受けたときに起きる自律神経失調症の症状と一致します。
つまり、私たちが日常「体が疲れた」と感じるときは、実は「脳が疲れた」状態だったのです。
疲れを感じたときには、睡眠をとることが重要です。
睡眠不足が慢性化すると、疲労が残って蓄積していくことになります。
睡眠不足、加齢や、それに伴う睡眠の質の低下などによって、酸化ストレスによる細胞の損傷が睡眠で修復されにくい人は、疲れが残りやすく、慢性疲労に陥りやすくなります。
そして、こうした疲労の蓄積が、すなわち老化につながります。
慢性疲労を訴える人の多くは、いびきなどの睡眠に問題を抱えています。
日中の食事や環境などに注意することで疲労を起こしにくくする方法もいくつかありますが、疲労回復を左右する最大の要素は「睡眠の質」です。
睡眠の質を上げて、疲れを回復させていきましょう!
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