睡眠と美肌の関係は?美肌のために睡眠の質を高める習慣
心とカラダの元気を引き出す薬剤師、大西智子です。
今回は、睡眠と美肌の関係。美肌のために睡眠の質を高める習慣をご紹介します。
「睡眠は美肌にいい」
なんとなく分かるような気がする、なんか聞いたことがある、という方が多いのではないでしょうか?
質の良い睡眠は、健康に良いというだけでなく、美容にも大きく影響しています。
睡眠時は、お肌の再生が最も盛んに行われる時間だから、美肌にもとても関わりが深いもの。
質の良い睡眠は、毎日の習慣で作られます。
美肌になりたいから化粧品に頼るのではなく、自分自身が本来持つ、「美肌になる力」を最大限に引き出していきましょう!
目次
- ○ 睡眠が美肌のカギとなる、成長ホルモン
- ○ 美肌のカギ、成長ホルモンの美容作用
- ○ 美肌のための質の高い睡眠の習慣を作る
- ・朝ー①朝の快眠習慣・・・起きる時間が重要
- ・朝ー②朝の快眠習慣・・・朝日を浴びる
- ・朝ー③朝の快眠習慣・・・朝食は起床1時間以内に
- ・昼ー①昼の快眠習慣・・・体温を上げる
- ・昼ー②昼の快眠習慣・・・光を浴びる
- ・昼ー③昼の快眠習慣・・・疲れたら仮眠する
- ・夜ー①夜の快眠習慣・・・夕食は寝る3時間前までに。
- ・夜ー②夜の快眠習慣・・・照明を落とす
- ・夜ー③夜の快眠習慣・・・お風呂は就寝1時間前に
- ○ まとめ
- ○ 関連記事
睡眠が美肌のカギとなる、成長ホルモン
睡眠と美肌は切っても切れません。深い関係があります。
睡眠時は、お肌の再生が最も盛んに行われる時間だからです。
お肌の再生を活発にするかどうかは、「成長ホルモン」の分泌が深く関わっています。成長ホルモンの約7割は、睡眠時間に分泌されています。
ですので、質の良い睡眠をとることが美肌のカギとなります。
しかし、加齢とともに成長ホルモンの分泌量は減少傾向になります。年齢を重ねても美肌を保つためには、可能な限り、成長ホルモンの分泌を高めることが重要です。質の高い睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌を高めていき、美肌を手に入れていきましょう。
美肌のカギ、成長ホルモンの美容作用
成長ホルモンの美肌、美容への関係を解説します。
まず、成長ホルモンの働きです。
成長ホルモンは、食べ物の栄養分を吸収して細胞分裂を促します。以下のような美容・健康効果があります。
・細胞やお肌の修復
・疲労の回復
・肌のハリを保つ
・シワを減らす
・骨密度を増やす
・脂肪を減らす
etc
美容や健康に欠かせない成長ホルモン。毎日のライフスタイルや生活習慣によって、分泌を高めることが可能になります。
美肌のための質の高い睡眠の習慣を作る
睡眠が美肌に良い、とは言え、ただ眠るだけではなく、良質な睡眠をとることが重要です。
質の良い睡眠とは、6時間以上の睡眠時間が必要とされています。そして、眠り始めの約3時間に成長ホルモンの分泌が多くなるため、その時間に深い睡眠をとることがポイントです。
最初の3時間の眠りを深くするためのライフスタイル、生活習慣をご紹介していきますね。
朝・・頭とカラダをしっかり目覚めさせる
昼・・頭とカラダを適度に使って疲れさせる
夜・・体温を下げて心身ともに穏やかな状態にする
では、詳しくみていきましょう。
朝ー①朝の快眠習慣・・・起きる時間が重要
眠りを促進するメラトニンが分泌されるのは、朝日を浴びてから15時間後。就寝時間と重なるように逆算して、起床時間を設定するのがポイントです。
または、起床時間が毎日決まっているのであれば、就寝時間を15時間後に設定しましょう。
例えば、
24時に就寝すると設定→朝9時に朝日を浴びる
朝7時に起床し、朝8時に朝日を浴びるのなら、夜23時に就寝する
朝ー②朝の快眠習慣・・・朝日を浴びる
起床後は、すぐにカーテンを開けて、朝日をたっぷり浴びることがポイント。体内時計が正しくリセットされ、頭もカラダも活動モードにスムーズに入ることができます。
朝ー③朝の快眠習慣・・・朝食は起床1時間以内に
朝食を起床1時間以内に定時で摂ること。カラダのリズムと体内時計のズレが整います。メラトニンの分泌量アップにもつながります。
昼ー①昼の快眠習慣・・・体温を上げる
活動的に過ごし、体温を上げておくと、夜に体温が下がり、眠りにつきやすくなります。
眠りにつくためには、体温変化が必要です。体温が下降することで、睡眠に入ることができます。
日中は、外出するなどして積極的に体を動かしましょう。
昼ー②昼の快眠習慣・・・光を浴びる
光を十分に浴びることが、体内時計の働きやメラトニンの分泌をスムーズにします。家や会社にこもるだけではなく、時々、外に出て光を浴びるようにしましょう。なかなか難しいのであれば、ベランダに出る、窓際に行く、というだけでもいいです。
昼ー③昼の快眠習慣・・・疲れたら仮眠する
疲れや眠気を感じたら無理せず仮眠を取ることをおすすめします。15分程度の短い時間、眠りましょう。ホットタオルやアイピローで目の疲れを癒すのもOK。
夕方以降の夜であれば、夜の睡眠の妨げになることもあるので、控えめに。
夜ー①夜の快眠習慣・・・夕食は寝る3時間前までに。
食事をしてから、消化が落ち着くまで、最低でも3時間ほどかかります。就寝の3時間前までに、消化にいいものを、腹八分目以下で食べるようにしましょう。
夜ー②夜の快眠習慣・・・照明を落とす
夜に強い光を浴びると、睡眠ホルモンであるメラトニン生成の妨げになります。パソコンやスマホは寝る前2時間前から使用を控え、部屋の照明は寝る少し前から落としましょう。
夜ー③夜の快眠習慣・・・お風呂は就寝1時間前に
就寝1〜2時間前に38〜40℃のぬるめのお風呂に20分入浴。カラダを温めることで深部体温が下がりやすくなり、入浴がスムーズになります。
まとめ
私たちの日常は、睡眠の質を低下させるものであふれています。
パソコンやスマホ、夜のネオン・・
「普通に暮らす」ことが、睡眠の質を低下させるこの時代ですが、カラダの機能や仕組みというのは不変。変わらないものなんですよね。
本来の素晴らしいカラダの機能は、誰しもが持っています。元気になる力も、きれいになる力も。
その本来の力を生かすか殺すかは、自分次第。毎日をどんなふうに過ごすのか、どんなライフスタイルにするのかは、自分で選べる。自由なんです。
これは、言い換えると、きれいになる力を活かすのも殺すのも自由。きれいな自分、健康な自分になることの選択も自由、ということ。
〝未来の自分は、創るもの〟
ありたい自分(未来)を決めて、今現在の行動や習慣を決めていきましょう。
結-YUI-では、きれいと元気のお手伝いをしております。
自分ではなかなか難しい、というものは、ぜひご相談ください。
薬や化粧品に頼らずに
元気ときれいになる力を引き出す薬剤師
大西智子
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