半生のひき肉料理の食中毒に注意!潜伏期間や症状、予防策は?
こんにちは!
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
梅雨時期から夏にかけて、気をつけたいことのひとつに、食中毒がありますよね。
食中毒を起こす病原体には、大きく分けて、細菌、寄生虫、ウイルスの3種類があります。
梅雨時から夏にかけては湿度や気温が高く、細菌が増えやすい環境になるので、細菌性食中毒、特に病原性大腸菌に注意が必要です。
今回は食中毒対策について、気をつけるべき点をご紹介したいと思います。
1. 「ひき肉料理の半生」が危険
ひき肉は、肉をミンチにする段階で大腸菌が内部に入ってしまうため、中心まで十分に火が通っていないと、食中毒を起こす可能性があるのです。
外でひき肉料理を食べる時は、中心部の色をよく確認し、自宅で調理する場合も、しっかり中まで加熱するようにしましょう。
2. お刺身はまず安全、ただしサバ・ヒラメには注意
実は、魚に大腸菌などの病原菌が付着する機会は少なく、お刺身が細菌性食中毒の原因となることは少ないのです。
ただし例外なのが、サバとヒラメです。
サバはアニサキス、ヒラメはクドアという寄生虫が寄生しやすく、魚が死んですぐに切り身にされないと、内臓から身(筋肉)へと移動するのです。
また、カキ、アサリ、ハマグリなどの二枚貝を生で食べると、ノロウイルスによる食中毒を引き起こすことがありますので、これにも要注意です。
3. 卵は殻の取り扱いに注意
卵による食中毒の原因菌として有名なサルモネラ菌は、実は卵の殻の外側に付いています。
そのため、殻の外側を触った手や調理器具が中身に接触しないよう、注意しましょう。
4. 原因は直前に食べたものとは限らない
病原性大腸菌による食中毒は、体内で原因菌が2-3日かけて増殖してから症状が出ます。
原因の食品は2-3日前に食べたものであることが多いのです。
5. 自力で水分をとれなくなったらすぐに医療機関へ
食中毒と思われる症状が出たときには、まず十分な水分補給をしましょう。
「下痢がひどくなるのでは」という不安から、水分を控えてしまうと、脱水症状につながり危険です。
もし、ふらつきや発熱、血便・血尿が出たり、水分を摂ることができなくなった場合には、すぐに医療機関を受診してください。
自力で移動できなければ、救急車を呼びましょう。
薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
梅雨時期から夏にかけて、気をつけたいことのひとつに、食中毒がありますよね。
食中毒を起こす病原体には、大きく分けて、細菌、寄生虫、ウイルスの3種類があります。
梅雨時から夏にかけては湿度や気温が高く、細菌が増えやすい環境になるので、細菌性食中毒、特に病原性大腸菌に注意が必要です。
今回は食中毒対策について、気をつけるべき点をご紹介したいと思います。
1. 「ひき肉料理の半生」が危険
ひき肉は、肉をミンチにする段階で大腸菌が内部に入ってしまうため、中心まで十分に火が通っていないと、食中毒を起こす可能性があるのです。
外でひき肉料理を食べる時は、中心部の色をよく確認し、自宅で調理する場合も、しっかり中まで加熱するようにしましょう。
2. お刺身はまず安全、ただしサバ・ヒラメには注意
実は、魚に大腸菌などの病原菌が付着する機会は少なく、お刺身が細菌性食中毒の原因となることは少ないのです。
ただし例外なのが、サバとヒラメです。
サバはアニサキス、ヒラメはクドアという寄生虫が寄生しやすく、魚が死んですぐに切り身にされないと、内臓から身(筋肉)へと移動するのです。
また、カキ、アサリ、ハマグリなどの二枚貝を生で食べると、ノロウイルスによる食中毒を引き起こすことがありますので、これにも要注意です。
3. 卵は殻の取り扱いに注意
卵による食中毒の原因菌として有名なサルモネラ菌は、実は卵の殻の外側に付いています。
そのため、殻の外側を触った手や調理器具が中身に接触しないよう、注意しましょう。
4. 原因は直前に食べたものとは限らない
病原性大腸菌による食中毒は、体内で原因菌が2-3日かけて増殖してから症状が出ます。
原因の食品は2-3日前に食べたものであることが多いのです。
5. 自力で水分をとれなくなったらすぐに医療機関へ
食中毒と思われる症状が出たときには、まず十分な水分補給をしましょう。
「下痢がひどくなるのでは」という不安から、水分を控えてしまうと、脱水症状につながり危険です。
もし、ふらつきや発熱、血便・血尿が出たり、水分を摂ることができなくなった場合には、すぐに医療機関を受診してください。
自力で移動できなければ、救急車を呼びましょう。
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