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メンタル

【危険!】 不眠症・不安症・うつ症状のサプリメント、セントジョーンズワートが危険な理由

こんにちは!

薬を使わずに、心とカラダを元気にする薬剤師、大西智子です。

今回は、セントジョーンズワートの危険性についてです。

セントジョーンズワートは、不眠症や不安症、うつ症状の方、もしくはその予備軍の方が、薬はなるべく飲みなくたい、という理由に選ぶことの多いサプリメントです。

「サプリメントだからカラダに良い」

「ハーブだから安心」

そんな考えは、今すぐ捨ててください!!

手軽に服用してしまいがちですが・・実は、とても注意が必要なサプリメントなのです。

うっかり服用して危険なことにならないよう、正しい知識を身につけ、万が一、服用する場合は、十分に注意しましょう。

目次

セントジョーンズワートの効果

セントジョーンズワートは、別名「西洋オトギリソウ」とも呼ばれます。精神状態を安定させるとされており、鎮静や催眠を目的とした健康食品・サプリメントに含まれる植物です。

ヨーロッパでは医薬品として、抑うつ症状に対して広く処方されていますが、抑うつにセントジョーンズワートを使う決定的な根拠はありません。日本やアメリカでは、抑うつ治療として医薬品としての承認はされていません。日本では健康食品・サプリメントとして販売されています。

言い換えると、医薬品レベルほど、カラダへの作用は少ないということになりますが、最も注意すべきことは、他の薬剤との相互作用、飲み合わせの悪い薬品が多いことです。重篤な副作用につながる可能性もあります。

セントジョーンズワートが他の薬品と相互作用を及ぼす理由

セントジョーンズワートを含む製品の摂取により、一部の薬の薬効が著しく低下します。原因は、薬物代謝酵素であるシトクロムP450のCYP3A4やCYP1A2などの酵素の誘導が起こるためです。

薬物代謝酵素が誘導されると、薬の代謝が亢進されるため、通常以上に薬物の分解・不活化が亢進されます。
そうなると、薬の効果が減弱し、本来の期待する薬効を示さなくなります。要は、薬が効かなくなる、ということですね。

薬物代謝酵素の中でもCYP 3A4で代謝される薬物はとても多いため、セントジョーンズワートとの併用により、薬効が減弱する薬剤が沢山ある、ということになります。服用する際には、注意が必要です。

危険!セントジョーンズワートと併用を避けるべき薬剤は?

セントジョーンズワートと併用を避けるべき薬剤を挙げます。
これらの薬剤とセントジョーンズワートを服用すると、血液中の薬物濃度が下がり、期待される効果が減弱します。

・免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス水和物)
・抗てんかん剤(フェニトイン等)
・心臓の働きを強める強心剤(ジゴキシン等)
・気管支拡張剤(テオフィリン等)
・抗不整脈薬(ジソピラミド等)
・経口避妊薬(ピル)
・一部の抗がん剤


薬によっては、薬が効かないことで命に関わることもあるため、とても危険と言えるでしょう。

セントジョーンズワートと飲み合わせが危険な薬、重要な薬を服用されている場合は、セントジョーンズワートは避けるべきものです。

セントジョーンズワートに頼らずに、不眠や不安、イライラを治す

セントジョーンズワートを買おうかどうか検討されている、ということは、不眠や不安、イライラなど、何らかのメンタル面のお悩みがあることかと思います。

精神科や心療内科を受診すれば、睡眠薬や安定剤、抗うつ剤を処方されることになります。しかし、これらの薬剤は不調の原因そのものを治すものではありません。原因療法ではなく、対症療法です。あくまで、今出ている症状を人工的に誤魔化しているだけです。

メンタルの不調を根本から治していくためには、自分自身の心やカラダと向き合うことが重要となります。

心の声、カラダの声をスルーせずにしっかり聴くこと。

自分の本心が何を言いたいのか、自分のカラダが何を言いたいのか、そこに、自分を治すヒントが隠されています。自分とのパートナーシップが、元気を取り戻すカギです。

まとめ

セントジョーンズワートは、ドラッグストアや通販、ネット販売など、すぐに買える健康食品・サプリメントです。しかし、飲み合わせな危険な薬剤が多いのも事実です。
安全に服用するためには、きちんと調べるか、専門家の薬剤師や医師などに相談するなどして、カラダを守っていきましょう。

そして、自分自身の心の声、カラダの声をキャッチし、自分自身を最高のパートナーにしていきましょう。本来のカラダの機能、本来の寝るチカラを取り戻しましょう。


睡眠改善セラピー、メンタルセラピー、健康指導なども行っていますので、しっかり治したい、原因から改善したい、という方は、どうぞご利用ください。対面、オンライン、どちらも承っています。(対面は大阪梅田または新大阪)
薬を使わずに心とカラダを元気にする薬剤師、大西智子

睡眠のメルマガも無料で発行しています。

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