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大人にベストな睡眠時間は?理想的な睡眠時間の診断方法

こんにちは!

薬を使わずに心とカラダを元気にする薬剤師、大西智子です。

 

大人にベストな睡眠時間は?理想的な睡眠時間の診断方法。

を今回はご紹介します。

毎日睡眠を取りますが、理想の睡眠時間について、案外把握していないものです。改めて、自分にベストな睡眠時間を考えていき、良い睡眠につなげていきましょう。

「理想的な睡眠時間は?」

という質問に対し、日本人の8〜9割が、「7〜8時間」と答えるそうです。

しかし実際には、一人ひとり、必要な睡眠時間は違います。

理由は、一人ひとり、ライフスタイルや体型などが違うからです。カラダが違えば、睡眠時間も異なってきます。

それでは、具体的にどのくらいの睡眠時間がベストなのかをみていきましょう。

目次

年齢から、ベストな睡眠時間を診断する

年齢によって、理想的な睡眠時間は異なります。
若年層ほど、長い睡眠時間が必要で、高年層ほど、睡眠時間は少なくてすみます。以下の通りです。

11〜18歳     8.5〜9時間
18歳以上の成人  7〜8時間
高齢者      6時間

子供は寝るのが仕事、と言っても過言ではありません。成長ホルモンの約70%は睡眠中に分泌されます。大人になるまでの成長期には、睡眠はとても重要な時間となります。

高齢になると、若い時に比べると、睡眠時間は少なくても大丈夫になります。しかし、私が健康相談に乗っていると、「しっかり7〜8時間寝ていないとカラダを壊す」「たくさん寝たくちゃいけない」という思い込みを持っている方が多くいらっしゃることに驚かされます。しっかり睡眠時間を取れていない、という思い込みで、それ自体がストレスやプレッシャーにならないようにしましょう。

年齢に合わせて、理想の睡眠時間をみていきましょう。

日常の活動量(活動代謝量)から、ベストな睡眠時間を診断する

日常の活動量が多い人ほど睡眠時間は多く必要となります。たくさん動くほど、細胞の修復が必要となるためです。

じっとしている時間が多く、あまり動かない人
仕事や家事など、ちょこまか動く人
1日1〜2万歩、歩いたり、軽く運動をする人
アスリートやスポーツのコーチなど、ハードな運動をする人

それぞれライフスタイルは違うため、運動量、活動量が異なります。睡眠時間に考慮していきましょう。

ちなみに、、
ヒト以外の動物でみてみても、同じことが言えます。

ネズミなどのちょこまか動き回るような、エネルギー消費量の多い動物は、多くの睡眠時間が必要になります。それに対し、ウシのようにあまり動かない運動量が低めの動物は、睡眠時間は少なくて済むのです。

体型(基礎代謝量)から、ベストな睡眠時間を診断する

基礎代謝量が多い人ほど、睡眠時間は多く必要になります。筋肉質の人、体格が良い人、がっちり系の人ほど、睡眠時間は多く必要となります。
代謝量が多いほどに、細胞の修復が必要になるためです。

「基礎代謝」とは、運動をせずに安静にした状態で消費されるエネルギー代謝のことで、その量が基礎代謝量です。
一般的に、年齢が上がるに連れ、基礎代謝量は低下します。筋肉などが低下するためです。

体重計(体組成計)で、基礎代謝量が出てくるものもあるので、参考にしてみましょう。

理想的な睡眠時間と現実の差を埋める

理想的な睡眠時間と、ご自身の睡眠時間の現状を比べてみてください。いかがでしょうか?
健康相談で話をお伺いしていると、「睡眠時間が足りていない」「眠れていない」という方が、とても多いです。日本人は、世界的にみても、トップレベルで睡眠不足です。2018年には、「睡眠負債」という言葉が話題になったほど。

特に、30代、40代の女性は、睡眠が足りていない傾向にあります。その背景には、日本の社会問題も深く根ざしているのが現状。夫婦共働き、家事、子育て、核家族、親の介護、地域コミュニケーション・・・。家庭や家族を支える30代、40代の女性は、ほんと、多忙なんですよね。
私は独身ですが、独身であっても、仕事で忙しくなると睡眠不足になってしまいがち。旦那さんやお子様がいらっしゃる女性は、心から尊敬します。

自分よりも、大切な家族を優先してしまいがちですが、あなた自身は世界でたったひとつの命。あなた自身が元気でいること、健康でいることが、結果、周囲の人たちの幸せに繋がります。
睡眠は心とカラダを修復する、最も重要な時間。時間管理をして、理想的な睡眠時間を確保していきましょう。

そして、人に頼れるものは、頼ること。お願いできるものは、お願いすること。頑張りすぎて全てを抱え込むと、心もカラダも疲弊してしまいます。上手に自分をコントロールしていきましょう。

理想的な睡眠時間のまとめ

睡眠時間が「何時間」という計算するようなものはありませんか、自分の年齢、体型、ライフスタイルなどから、おおよその自分にとってベストな理想の睡眠時間を把握しておきましょう。

まず、年齢から、おおよその理想の睡眠時間をみて、そこから、体型やライフスタイルを考慮し、プラス、マイナスをしていけば、ざっくりですが、理想の睡眠時間を出していくことができます。

質の良い、ベストな睡眠時間をとっていきましょう。

睡眠改善セラピー、メンタルセラピー、健康指導なども行っていますので、しっかり治したい、原因から改善したい、という方は、どうぞご利用ください。対面、オンライン、どちらも承っています。(対面は大阪梅田または新大阪)

薬を使わずに心とカラダを元気にする薬剤師、大西智子

睡眠のメルマガも無料で発行しています。

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